双子の話③

前回に続いて双子の話「カレーが辛い事件」をお話したいと思います。

９月１０日、相変わらず私は病院のベッドの上でした。

特に異常も無く、今日も一日何して過ごそうか…。

あまりにも暇で、毎日ウロウロ、売店にウロウロ、ロビーにウロウロ

もう、ウロウロし尽くしました。

そんなこんなで一日が終わろうとした日、

病院の夕飯がカレーでした。

私は、カレーを口に入れた途端「病院食のはずなのに、やけに辛い…。」

辛いと思いながらも全て頂きました。

その日の夜は、胃がムカムカ…。

深夜までムカムカが続いたと思ったら

「ポンッ！！」とお腹が破裂するような感覚と思ったら

パジャマがビシャビシャに！！

そう、破水したのです。慌ててナースコールをすると

「すぐに検査しましょう。」と言う事になったのですが、

パジャマが濡れてしまったので、着替えを看護婦さんが用意してくれました。

何故かオムツ…。

しかも、サイズが小さい為入りません…（笑）

仕方が無いので、サイド部分を切って履きました（泣）

もう、ほとんど履いてない様なもんです。

上着は、ガウンの様なものを着せられ車椅子へ…

急いでいるもんだからヒラヒラ丸見え状態…。

深夜だから許されるものの、昼間だったら大問題ですよ（笑）

先生には、「今日何か異変は無かった？」と聞かれ

さすがに「カレーが辛かったです。」とは言えませんでした。

検査の結果、「じゃ～産んじゃいましょう。」と言うことになり
私の心の準備も無いまま帝王切開する事に…。

帝王切開手術で起きた話は、また次回お話したいと思います。